Above the clouds

アイリッシュフィドルとコンサティーナを弾いています。日々の気付きやイベントのことなどを書いていきます。

シュリーブ・ルークラ

英語で書くとsliabh luachra。相変わらずこの地方の英語は読めないけど。 このシュリーブ・ルークラの音楽はコークやケリーなどアイルランド南部の音楽ということですが、最近興味があり色々聞いています。 先日は東京で行われたNordic Celtic Party2016とい…

木弓とカーボン弓

私は木の弓とカーボン弓の2つを持っているのですが、どう使い分けたらいいものか分からず、これまではてきとうに交互に使っていました。 最近それぞれの弓の特性が少し分かってきました。 木の弓はよくしなる。なのでわりとはっきりスイングをつけて演奏する…

個性的なフィドラーさん

音楽を演奏する人は、○○さんみたいな演奏がしたいとは誰でも思ったことがあるでしょう。 私もことあるごとにFrankie Gavinの話題を上げていますから…。 しかし特にアイリッシュというジャンルでは、その誰々みたいな演奏が出来るということは評価されること…

kevin/赤嶺さんのワークショップを終えて

kevinさん、赤嶺さんのセッションワークショップ楽しかったです。 受付後、始まる前に少し時間があったもんだから、早速赤嶺さんらとセッションタイム。 もうこの辺から、割と緩い感じのワークショップになりそうな予感が(笑) 良い意味で。 ワークショップが…

kevin ryanさんのワークショップ

お盆前後で1週間くらい休みが取れるのでアイルランドに行きたいと思っていますが、その時期はアイルランド音楽の祭典であるフラーキョール2016と重なることもあり、かなり宿が取りづらいようです。 特に開催地はクレア地方のエニスというところで、私はゴー…

ケープブレトンの音楽

最近、ケープブレトンの方の音楽(スコティッシュが多いですね)にちょっと興味がわいてきています。 分かりやすく華やかな曲が多い印象で結構好きな曲が多いです。 Natalie Macmasterさんは以前から知っていましたが、最近友人がWinston Scotty Fitzgerald…

最近の練習のポイント

①音がぶれないよう弦に弓の圧力はある程度かけるが、力まないように。 特にアクセントの部分は弓のスピードを上げて、音量を上げる感じで。 ②アクセントでない音の発音がはっきりしないときがある。 ゆっくり、テヌート気味に弾くようにする。 ③上げ弓でのア…

ダウンアクセントとアップアクセント

フィドルは弾き方は自由なので、ボウイングも人それぞれです。 たとえば私はダウンのときにアクセントをつけることを前提にボウイングを考えますが、アップのときにアクセントをつける奏者の方もいます(すべてのアクセントがそうではありませんが)。 そう…

Mouth Organ

お久しぶりです。 仕事が忙しく、帰宅後は疲れてうたた寝する日々が続いていますが、練習はちょくちょくと続けてはいます。 最近は曲をたくさん覚えるというよりは、好きな演奏家の録音の中から好きな曲を一つ二つずつ自然と弾けるようになるまで練習して…そ…

似たリールの曲

あけましておめでとうございます。 どうしても冬は寒くてコタツから離れられなく、練習も疎かになってしまい…記事の投稿も久しぶりになってしまいました。 さて、最近非常に似ていてややこしい以下の2曲をようやく覚えました。 ・Lucy Campbell(reel) ・B…

おすすめセット② ジグ

これまでイリアンパイプスをあえて聴こうという気にもならなかったのですが、最近興味がわいてきて色々聴いてみたいなと思っています。 フィドル弾くときもイリアンパイプスのような奏法を参考にしてみたい。 ということで今日はイリアンパイプスの音源から…

参考にしやすいフィドル演奏動画

普通はそのフィドル奏者の音に惹かれて演奏動画を見たりすることが多いのかもしれませんが、私は色々なフィドル奏者の演奏動画を見る中で、その柔らかくスムーズなボウイング姿に惹かれ、曲をよく聴くようになることもあります。 最初の頃はまったくフィドル…

フランキーを間近で

ついに先日、Eire Japanというユニットの日本ツアーの金沢公演でフランキー・ギャビンさんの演奏を間近で見ることが出来ました。 ここ1年、日本国内でも色々とアイリッシュ関連のイベント・ライブに行ったり、演奏家の知り合いも出来たりしましたが、一番見…

弓の持ち方について

ボウイング(運弓法)も様々なやり方があって、正解はありませんが、 弓の持ち方も色々なパターンがあって、私も試行錯誤中です。 いくつかの項目で工夫の余地があると思います。 ・弓を長く持つか、短く持つか 短く持つ方が速いフレーズは弾きやすいが、逆…

アクセントをつけるボウイング練習

滑らかな演奏をするために、またしっかりとした音を出すために弓の毛を弦にしっかりと引っ掛けて弾くことは大事です。 その上でアクセントをつけるには二つのやり方があると言われています。 一つ目はアクセントのときに弓の圧力を強めること。 二つ目は弓の…

おすすめセット① スライド

普段、音源を聞いていて、この曲とこの曲を繋げたら良いだろうなぁというのをよく思うのですが、すぐ忘れちゃうので記録しておくことにします。 第1弾!はスライドのセット。 Going To The Well For Water/John Mickeys Slide 2つ目の動画の1曲目がJohn …

リールの速さ

はたしてリールはどれくらいの速さで弾いたら良いものか・・・。 これまで練習でもあまりテンポを意識していなかったし、セッションはみんなで一緒に弾くということもあり、そんなに速いテンポで弾くこともなかったですが、バンドでは速いテンポで演奏するこ…

音程の練習/曲を覚える

正しい音程を出す練習として一番良いのは 他の楽器(もちろん正しい音程が出ている楽器)と一緒に練習することだそうです。 実際に他の人と合わせるのでなくても、音源を聴きながら弾くとか。 チューナーでいちいち音確認しながらとか効率も悪いし大変ですか…

ライブをこなすことで出来るようになることもある

一緒にバンドで演奏している仲間ですごく上手い笛吹きがいるのですが、彼が言うにはライブなどお客さんの前で演奏する方がパフォーマンスが上がるとのこと。 普通、お客さんがいると緊張して硬くなったり上手く演奏できなくなったりするものかと思っていまし…

ダンスをイメージしながら弾く

他の人と一緒に演奏することを考えると、みんなのテンポに合わせなくちゃいけないし、なるべく音程も正しく弾かなきゃいけない。 そういうことを考えてると、「ただ正確に弾く」というクラシックのような練習をしてしまいがちだけど、フィドルで大切なのはノ…

第22回アイリッシュキャンプ

第22回アイリッシュキャンプin高島に参加してきました。 一泊二日でコンサートやらセッションやら満喫してきました。 1日目はコンサートと夕食後の夜8時くらいからセッション始めて、私は次の日の朝4時くらいまで参加していました(!) とはいえ知っている…

セッション

今日の話題はセッション。 私が最初にセッションに参加したのは半年前ほどになるのですが、初めはジャズセッションのようなものをイメージしていて、ある程度の技術とその場の対応力がないと参加は難しいのかなと思っていましたが、そんなことはありませんで…

フィドラーの紹介1(マーティン・ヘイズ)

今回は独創的なスタイルのマーティン・ヘイズの音楽の紹介です。 最初動画で見たときは「何だこれは…」その変な弓の持ち方とくるくるの髪の毛と激しく体を揺らしながら演奏する様子に度肝を抜かれたものです。 後からフィドラーではかなり有名な人だというこ…

フィドルの音の鳴らし方について(ボウイング)2

前回のエントリーの続きです。 前回は弓の動きは少なめに(手首を有効に使う)、大きな音で練習することが大切だというお話をしました。 もう一つフィドルの奏法として気を付けておきたいのが、「弓は常に弦から離さない」ということです。 特にリールなどテ…

フィドルの音の鳴らし方について(ボウイング)

いざフィドルの演奏を聴くとフィドラーによって曲のアレンジが違うのはもちろん、弓の使い方や音の鳴らし方もバラバラすぎて、いったいどのフィドラーさんを真似すればいいのか分からない…という迷いが出て来ると思います。 私も好きなフィドラーさんが何人…

トラッド曲の覚え方

アイルランド音楽は口承で伝わってきた音楽ということもあり、 基本的には曲を聴いて耳コピで覚えるべきだと言われます。 しかしながら、一つ一つ曲を聴いて覚えるというのは当然時間がかかります。 毎日のようにセッションに行くのであれば「よく聴く曲だな…

ポルカの演奏について

今日はアイルランド伝統音楽の一つのダンス形式である「ポルカ」の演奏方法について考えてみたいと思います。 リズムパターンでいうと2/4拍子になります。 ズンチャッ、ズンチャッという2/4拍子のリズムですね。 フィドル、アコーディオンの演奏、またタップ…

Above the Clouds(ご挨拶)

はじめまして、hibarinです。 もともとブログを書くのが好きなのですが、最近アイリッシュフィドルに熱中するようになったので関連の話題を中心に書くブログを立ち上げました。 日々の試行錯誤の記録として、また同様の音楽に興味を持つ方の何かしらの参考に…