Above the clouds

アイリッシュフィドルとコンサティーナを弾いています。日々の気付きやイベントのことなどを書いていきます。

軽く鋭く弾く

昔の音源聴いてると、メロディーの中でしっかり前に出てくる音と、後ろの方で鳴ってる感じのする音(要所要所の音をつなぐ経過音みたい感じ)があるのに気づきます。 最近の録音だと割と一つ一つハッキリと弾く人が多い印象あるけども、私はハッキリと音量差…

Good&More

今の仕事ではその仕事の性質上、相手の良いところを見ようと心掛けることが多いです。もちろんその人にも課題もあるのですが、それを悪いところとして捉えるというよりはこうすればより良くなるよというくらいの認識です。(こういう捉え方をGood&Moreと言っ…

たまに昔の録音を聴く

これまでのセッションやライブはかなり録音しているので、HDDの中の録音ファイルも大分増えてきました。 時々自分の演奏の録音も聴き返したりするのですが、今よりも昔の演奏の方が良いなと思うときが結構あってなかなか落ち込みます。 特にアレンジのストッ…

しっくりくる/こない

人と合わせられないのってつまり単純に自分が下手だと思っていたのですが、一方で相手のリズム感がすごくしっくりきて、あまりこちらも頑張る必要なく合わせられる人っていうのも居るなあというのが最近感じたことです。 もちろんどんな人とであっても何回も…

レパートリーをどう増やす?

最初の頃はレパートリーを増やそうと思ってセッション定番曲が載ってる曲集などを使って曲を覚えて、覚えたものをメモに書いたりしていました。 いつごろからかそういう覚え方はしなくなって、好きなミュージシャンがやっている音源から曲を覚えるようになり…

多聴と精聴

色んな人と演奏したりセッションに参加するということをやっていくためには、たくさんの曲を知っていたり色んなスタイルがあることを知っている方が良いので、色んなものをたくさん聴くことが大事なのは間違いないのだけど、一方で自分のキャパシティの問題…

どんな音楽をやりたいか

アイルランド音楽でどんな演奏をしていきたいか、どんな音楽環境を作っていきたいかについては、今のところこれも好きだしあれも好きだしという感じで固まっていないのですが、基本的には伝統的なスタイルを学んでそれを大切にしながら、新しいものも取り入…

セッションの雰囲気にのまれる

アイルランドでセッション参加したとき、まず最初に感じるのがテンポはえー!っていうことじゃないでしょうか。 そんなセッションに入ると否応なく自分も速く弾かなきゃと思ってしまう。 そして自分に曲出しを振られたときも、ついその流れで練習したことも…

ちょっとした気づき

最近、通常のセッションに加えて、アイリッシュ×囲碁セッションやらダンス曲を歌うセッションやったり、ケーリーのダンスに参加したり、色々やっています。 人によっては迷走しているように見えるかもしれません…。 ただワクワクすることをやっていたらこう…

二つのポイント

昨日も友人とフィドルってちょっと練習しないと下手になるよねって話をしてたのですが、そうなんですよね。 音程もそうだし、音の出し方、弓の操作性もしばらく弾かないでいると悪くなります。 そういうところを考えると根気のいる楽器だなあと思う。 個人的…

ダンス好きですか?

今月は何回か東京のケーリーのイベントに行ってみました。 私はダンスはやらないし、見るのもそんなに興味が無いということでこれまでほとんど行く機会がありませんでした(イベントの一環で見たり伴奏に参加したことはある程度)。ただケーリーの音楽の中に…

昔の形を知る

ときどき何がアイリッシュで何がそうでないかといったことが話題になるのですが、私自身は色んな影響を受けて変わっていくというのもアイリッシュの一つの形(他の音楽もそうだけど)かなと思っているので、新しいものは新しいもので楽しんだら良いと思って…

Gooⅾ music weekend

この連休はイベント盛りだくさんでしたが、洋光台クラフトマルシェや駒場祭、三田祭には遊びに行くことができました。 加えて以前、芸大祭のときいらしていたチャラン・ポ・ランタンのライブにも行きまして、それも大変良く、刺激を受けたところです。 今回…

バリエーション

バリエーション…ってのはアイルランド音楽で特に難しい要素の一つだなと思います。 こればかりは一朝一夕に身に付くものではなく、長くこの音楽をやってきた人と差を感じる部分です。 バリエーションを考える上で一番勉強になるのは、同じ曲を別の人がやって…

相性

この間、フルートの友人と東京でミニライブをやったのですが、割と良い感じだったと思います。 実際のところあまり合わせ練習もしてなく、曲自体もあまり練習していない中だったのですが(言い訳)、セッションでよく一緒に弾いているということ、好きなリズ…

Seamus Quinn

連休が続いて、頭が秋休みモードです。どうもこんばんは。 最近ハマリのフィドラーはSeamus Quinnです。 体が音にノっている感じとかボーイングとかとても親近感を覚えます。私もこんな風に弾きたいなーって感じです。 www.youtube.comこのノリを出すボーイ…

コンサティーナ練習中

YouTubeに上がっているレッスン動画だったり、英語の教習本などちょっと読んだりしていますが、コンサティーナは曲のスケール(D majorとかA minorとか)に合わせて指遣いを変えるというのが一般的なようです。 (同じ音のボタンが幾つもの場所にあるので、…

バイオリンについてのお話2

前回に続いてバイオリンについてのお話です。 バイオリンについて、アイリッシュやブルーグラスなど民族音楽のフィドルとしての奏法で弾く場合、弦高を下げた方が(駒を削って高さを低くすること)弾きやすくなって良いという話を聞くことがあります。 確か…

バイオリンのご紹介

私は周りの人に比べたらあまり楽器を買わない方だと思いますが…(周りの人がたくさん買いすぎるのかな!?)それでもバイオリン3本持っているのです。 一番最初にエレキバイオリンを買いました。 目的は家で練習するため。ですが後にライブなどでアンプに繋…

可能性の追求

音楽をやるモチベーションは楽しいからと言うのがもちろん一番だけど、自分にとっては癒し、救いだからというのもある。 日々の生活の中で忙しくなかなか時間が取れないとき、色々嫌なことがあるとき、その分音楽に集中する。 こう書くと逃げみたいな感じも…

余裕をもって弾こう

「その曲を弾ける」と言うレベルに達するには結構努力が必要だなと感じます。 ただ覚えた音源のままのメロディーを弾くだけなら、それはただ音を出しているだけ。 特に速いテンポで弾いているときにそうなりがちで、それをやってしてしまった後は何だか凄く…

音楽と仕事の話

あまり音楽やっている知り合いと普段の仕事の話をすることはないのですが、仲良くなってくるとそういう話をすることもあります。 専業音楽家という人は珍しくて、大体は何か別に仕事を持っています。 アイリッシュの沼にずぶずぶと入っていくと、やっぱり同…

今のところの課題(メモ)

音の出だし(アタック)が弱い →弓をしっかり引っ掻けて弾く、弓の初速を上げる →弓を弦に対して垂直に音を出す →適切な弓の張り具合 音量が低い →弓を使う量を増やす →弓を弦に対して垂直に保って弾く 音の繋ぎ目が切れやすい →一音一音の頭の発音を意識する …

その熱意はどこから…

先日はふーさん(赤嶺さん)が来日してる関係で名古屋のイベントに遊びに行ってきました。 去年から何回行ってるんですかね、名古屋…。観光という点では若干寂しい土地かなと思いますが、心地よい場所で何度も行きたくなってしまいます。地下鉄も少し慣れてき…

アドバイスをもらう

大人になると他人からアドバイスを受ける機会が少なくなります。 それは音楽に関しても同様で、自分のその音楽に対する取り組み方や演奏について、これで良いだろうかと不安に思う方も多いのでは。 他の方にアドバイスを求めても気を遣われてなかなか率直な…

上手いって…?

よく人の演奏を見て上手いね~とか言ってしまうのですが、アイリッシュで上手いってどういうことだろう?と思うことが最近よくあります。 私なりに考えてみたけどこういうことかな。 ・踊りたくなるようなノリ、スイング感がある ・音がしっかり出ている(音…

モチベーションを維持するには

そういえば、テクニックとかよりもっと大事なこの話題について書いていませんでした。 モチベーションの維持については人それぞれやり方があると思いますが、私のやり方を紹介します。 ・毎日同じ時間に練習する(例えば20時から21時) 練習時間は短くても良…

フィドルの左手の練習の重要性

アイリッシュフィドルを始めてからは練習のかなりの部分を右手の弓の扱い(ボウイング)に集中していましたが、最近は左手を意識しながら練習するようにしています。 というのも右手の弓の扱いだけで音の鳴りを良くすることには限界を感じてきているためです…

楽譜で曲を覚えることについて

アイリッシュでは楽譜を見て曲を覚えるのは良くない、っていう風潮が日本では見受けられるのですが、アイルランドでも子供が譜面を見て曲を覚えている風景を見にしました。 また、現地のワークショップでもABC譜(五線譜が使わることがあるかどうかは知らな…

セッションであえて一緒に演奏しないこと

先日知人が、上手いミュージシャンとセッションで一緒になった場合、隣で弾くのはもったいない。それよりは観察に徹してそのミュージシャンから色々なものを盗みたいということを言っていて、ああそういう風に考える人もいるかと気づくことがありました。 確…