Above the clouds

アイリッシュフィドルとコンサティーナを弾いています。日々の気付きやイベントのことなどを書いていきます。

ポルカの演奏について

今日はアイルランド伝統音楽の一つのダンス形式である「ポルカ」の演奏方法について考えてみたいと思います。

ズンチャッ、ズンチャッという2/4拍子のリズムですね。

フィドルアコーディオンの演奏、またタップの音についても裏拍にアクセントが置かれている感じがします。

ポルカは分かりやすいメロディーの曲が多いため弾きやすいですが、この裏拍のアクセントというのは慣れないとなかなか難しいです。

一般的なフィドルの弾き方でいうと1小節の中で前半の8分音符2つの音をスラーで弾き、弓を返してもう後半の2つの音もスラーで弾きます。

後ろの音(2拍目と4拍目)にアクセントを付けるには、後ろの音を弾く時だけ弓の動かすスピードを速くするわけですね。

キレのある演奏をするために腕、手首の力を抜くことが大切です。

 

ところで色んな曲を弾いていると、どうやらポルカには裏拍にアクセントをおくものだけではないようだということに気づきます。

例えばタイタニックの映画の船内パーティのシーンで使われて有名になった「John Ryan's polka」という曲があります。

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頭にアクセントがきてますよね。

こういう風に演奏した方が似合う曲もあるようです。

 

私はバンドでフィドルとバウロンの2人で演奏することもありますが、バウロンは頭にアクセントを置いて叩いているところで、私は基本に則って裏拍にアクセントを置いて演奏することもあります。

これが良いのかどうかはちょっとまだ分からないのですが、基本的にはフィドル1本で演奏してもノリが出せるような演奏をすることが目標なので、バウロンにはフォローしてもらっているだけと考えると、ありなのかなという気もします。

 

ちなみにティンホイッスルやフルートなど笛系の楽器で裏拍にアクセントを置くのはなかなか難しそうです。

あまりそんな風に演奏している人を見かけたことはないのですが…。

 

また新たな気づきがあったら記載します。