Above the clouds

アイリッシュフィドルとコンサティーナを弾いています。日々の気付きやイベントのことなどを書いていきます。

多聴と精聴

色んな人と演奏したりセッションに参加するということをやっていくためには、たくさんの曲を知っていたり色んなスタイルがあることを知っている方が良いので、色んなものをたくさん聴くことが大事なのは間違いないのだけど、一方で自分のキャパシティの問題があって、あまりたくさん聴きすぎると処理しきれない(特に短時間の間に全然毛色の違うものをたくさん聴いた場合)ということもあると思うのです。

特に聞いたものを真似て自分の演奏に生かしてみようと考えると、練習のためにもっとたくさん時間が必要なので、それをしている間は同じミュージシャンや似たスタイルのものを何度も繰り返し聴くということも必要なのではないかと思います。

この二つのバランスを取るのが結構難しいんじゃないかなと…。

 

始めたばかりの人が何から聞いて分からないという問題もあると思うのですが、好きな奏者がいればまずはその人の音源から。好きな奏者は居ないけどとりあえずセッションに参加しようとする人はセッション音源だとかセッション曲集で覚えるということが手っ取り早いですが、その際はなるべく同じセッションの音源(いつも決まったホストがいる)や同じ奏者の曲集で覚えることが大事じゃないでしょうか。

 

私もアイリッシュにはまったせいで(?)他の音楽を聴く機会が減ってしまったのですが、それはそもそもアイリッシュといっても種類が多すぎ、中身が濃すぎて処理しきれてないから、というのがあるんじゃないかなあ。なかなか他の音楽やる余裕がないよ。