Above the clouds

アイリッシュフィドルとコンサティーナを弾いています。日々の気付きやイベントのことなどを書いていきます。

Néillidh Boyle

Sean ca cheo(Sean in the mistとかJohn in the mistとも呼ばれる)という曲があります。特徴的でかっこいい曲です。

この曲については前から色々な人の録音で聴いていたのですが、録音によって少しバージョンが違うのですよね。2パートだったり3パートだったり。

どっちが昔からのバージョンなのかって調べてたら、残っている録音で特に古いものが、DonegalのNéillidh Boyle(1889-1961)というフィドラーが残した録音のようでした。これがかっこいい。

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こんな素晴らしい録音を知らなかったとは…。

そもそもDonegalの音楽はあまり聴いていなくて全然知らないのです。そちらの方で多分一番有名なJohn Doherty(1900-1980)もあまり聞いておらず…。

色々調べているうちにNéillidh Boyleの情報が色々出てきました。こちらには「Neillidh had mastered playing in all keys and position playing.」なんてことも書いてあります。すべてのキーとポジションでの演奏をマスターしている…だとか。

3枚組のCDでA Feeling In The Bloodというアルバムがあります。リンク先で全曲視聴も出来ますが、これらを聴いてるとすべてのポジションをマスターしているという意味も分かるというものです…。

ちなみにMoving cloudという有名なリールは彼の作曲。最近演奏されているものは随分彼のバージョンとは違いますけどね。