アイリッシュセッションに伴奏楽器が入ることについて
アイルランド音楽はメロディーだけでも成り立つし、セッションはメロディーのユニゾンだけでも成り立つので、慣れない伴奏楽器の奏者(打楽器も含む)にとってセッションに参加することはなかなか大変だろうなあと思います。
伴奏者が入ること自体を嫌がる参加者はほとんどいないと思います。特に東京の場合、色んな楽器、奏法、好みの人が集まるごちゃまぜのセッションが多いので、そういう場ではあればよほど空気を読めない人じゃない限り大丈夫。何か嫌な顔をされるとしたらそれは参加の仕方の問題かな。
もし参加するのが怖い場合は、事前にホストに連絡してみる。またはセッションの場で「○○をやるんですけど入っても良いですか?」と聞いてみるのが確実です。で実際に参加するときは、
・他の楽器のメロディーをかき消さない程度の音量で入る。
・まずは少し離れた場所で様子を見ながら参加する。
というようなところに注意してれば全然問題ないと思います。
その上で、どんな感じで演奏するのが良いのか。
知らない曲は入らない方が良いという意見もあるけれど、私個人の意見としてはメロディーを覚えるためにもそろりそろりとでも入っていくことが大事だと思います。ただ知らない曲の場合は最低1~2周は通して聴いて、何となく流れを掴んだ上でその後から入る。
基本的にはメロディーの中にリズムとコード感を出す音が含まれてるので、伴奏者にはそれを補助するような形で入ってもらえばよいのではないかと思います。
メロディーが全体の流れを作り出すので、ギターのコード進行によって雰囲気を作りだすのは最初は避けた方が無難です。
打楽器の場合はセットダンスの動画などを見て(特にステップを見て)、それぞれのダンス曲のリズムをつかんでもらうのもありかなーと最近思います。
ちなみにセッション。別に演奏で参加しなくても良いのです。
たまには少し離れたところで聴いてるのもよいものです。