Above the clouds

アイリッシュフィドルとコンサティーナを弾いています。日々の気付きやイベントのことなどを書いていきます。

セッションであえて一緒に演奏しないこと

先日知人が、上手いミュージシャンとセッションで一緒になった場合、隣で弾くのはもったいない。それよりは観察に徹してそのミュージシャンから色々なものを盗みたいということを言っていて、ああそういう風に考える人もいるかと気づくことがありました。

確かに他のミュージシャンと一緒に演奏していても他の人の演奏を見たり、音を聞いたりすることはそれなりに余裕がないと難しいことだと感じます。

覚えたての曲やうろ覚えの曲を弾いているときや、速いスピードになんとか合わせようとしているときも自分の演奏に手いっぱいになっているかもしれません。

そういうときは下手に演奏に加わらず、他の人の演奏を注意深く見て勉強するのが良さそうです。

しかし、ある程度弾きなれている曲であったり、それなりにセッション慣れした人であれば、自分が弾きながらでも他人を観察することは出来るのではないでしょうか。

自分が弾きたい弾きたい!という欲求を持ちすぎると自分の音しか耳に入らないだろうから、常に他人の音を聴くという意識を持つことでしょうか。

独奏じゃなくてセッションですからね。これ自分に言い聞かせているんですが。

 

それはともかく、上手いミュージシャンのいるセッションで自分も一緒に演奏することもとても大事じゃないかなと思っています。それは一緒に演奏することで、その曲のうねりだったりノリを体で覚えることができるからです。

ダンス音楽だから特にでしょうか?このジャンルの「上手い」というのは正確に音を出せるとか、綺麗な音を出せるとかではなくて、ノリを出せるということだと思いますし。

ひたすらポルカ

今日のセッションはお客さんがいないのを良いことに、ほとんどセッションで出したことない曲を出して途中ボロボロだったり、思いつきで途中でオクターブ下げて弾いてみたら低い音足りなかったり、どうせ同じ9/8だしと思って、ホップジグにスリップジグを繋げて弾いたら、スリップジグのテンポが速くなりすぎてしまって、ヒーヒー言いながら弾いたりとか…まあ色んなミスをやらかしてきました(笑)

いやあ、練習でやれよと思いますよね。ホント。

なんだろう。他の人と演奏するのが楽しくて変なテンションになっちゃうのかな?

 

今回はブズーキ弾く仲間も参加してました。

ブズーキが入るとリスナーからしても聴きやすくなると思いますし、雰囲気が出て他の弾き手も気持ちよく演奏できますよね。

彼に色んなキーの曲を覚えさせようと思って、まだあまり慣れていないAのキーの曲やBmの曲を出したりとか、GdorのPaddy Fahey'sとか…。これどうコードつけるんでしょうね??メロディ楽器はそんなことも考えずに好き勝手に弾きますが…。こんな曲をチョイスしたのは私ではありませんよ(笑) 次回はCの曲も出そうかな(笑)

 

そしてあいかわらずポルカばっか弾いてます。

スライドのレパートリーはまだ少ないんですよね。

次回はその辺りをもうちょっと増やしたい。

 

 

 

 

名古屋セッション

先日は名古屋のシャムロックというアイリッシュバーに遊びに行ってきました。

セッションの前に食べたローストビーフバーガーがおいしかったです。

人気メニューらしいです。これはオススメ!

 

アイルランドのクレア地方の音楽に影響を受けている主メンバーが中心のセッションは他のところのセッションとは違う特徴的なところが色々とありました。

比較的演奏のスピードがゆっくりなこと、繰り返しが多いこと、オーナメーション(装飾音)がほとんどないこと、選曲がメジャーなセッションチューンでないことなどです。

ただゆっくりで繰り返しが多いことから、セッション参加者は曲を知らなくてもそれほど複雑でなければ途中から混じっていきやすいということもあるし、繰り返しながら盛り上がっていくと何だかハイになってきて気持ち良いですよね。

知人は「ここのセッションは聞いてても楽しいし、そういうセッションはなかなか無い」と言っていましたが、確かにそうだなあと思いました。

一方でセッションのスタイルが出来上がっているために、より自由なスタイルで個性の強い演奏したい人にとってはちょっとした閉塞感を感じる部分もあるかもしれないなぁと思ったり。

もちろんそれは悪いところという意味ではなくてそれがそのセッションの特徴というだけですけどね。

参加者としてもそのセッションに合わせていくという心がけが必要なのかなと思いました。