Above the clouds

アイリッシュフィドルとコンサティーナを弾いています。日々の気付きやイベントのことなどを書いていきます。

フィドルの左手の練習の重要性

アイリッシュフィドルを始めてからは練習のかなりの部分を右手の弓の扱い(ボウイング)に集中していましたが、最近は左手を意識しながら練習するようにしています。

というのも右手の弓の扱いだけで音の鳴りを良くすることには限界を感じてきているためです。

もちろんボウイングにもまだまだ改善の余地はあります。

しかし発声のしっかりした音を出すためにはかなり左手も大事であるということも最近感じています。

 

具体的には

①左手の指先で弦をしっかりと押さえる

指が寝ているとふにゃっとした音になりがちです。

指で弦をしっかり押さえていれば、さほど弓の圧力をかけなくても綺麗な音が鳴ってくれます。

 

②正しい音程の音を出す

正しい音程の音を出すことで響きが増します。

例えばD線のGの音、A線のDの音、E線のAの音は特に響く音と言われていますが、これは同じ音の開放弦と共鳴するためです。

しかし、音がずれていたら当然、開放弦は共鳴しませんので鈍い音になります。

そして上で挙げたような音はアイリッシュで多用する音になりますので、これらを正しい音程で出すことは重要と思われます。

また弾き始める前にはチューニングもしっかりと…ということですね。

 

それからノリを出すためのロール、カット、スライドなどのテクニックもありますが、それはまた先の話。

8月大阪、京都セッション

19日は朝に名古屋を出発し、大阪へ。

大阪駅ではタコ飯と明石焼き(初めて食べた)をいただき、ちょっとした観光気分に浸り、大阪の知人より教えていただいた箕面のセッションへ。

会場はとてもカラフルなメキシコ料理屋さん。

連休ということもあり私と同じく他県からいらっしゃった方も数名いたため、参加者は過去最高の17人ということでした。写真の席がいっぱいになりました。

ホストの山本ご夫妻の人柄のおかげか暖かい雰囲気のセッションでした。

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こちらのセッション後は京都のウッドノートさんへセッションのはしご。

時間的に間に合わないかと思っていましたが、地元のフィドラーさんに同行していただいたおかげでスムーズに慣れない電車の乗り換えが出来たので思ったより早くウッドノートに着くことが出来ました!

大好きなメンバーが揃うセッションです。

先月も来たのに今回も来れるなんて何ちゅう幸せ…。

前回はほとんど聞き役でしたが、今回は前回のセッションで出た曲も数曲あって、そのうちいくつかは練習していたのでちょろっと参加することも出来ました。

新しく聴いた曲でまた好きな曲があったので、帰ってきてからは何回もリピートです。

 

その後は京都のホテルに泊まって休もうかと思っていましたが、丁度ホテルがfieldの近くで、丁度fieldもセッションやってる時間だったのでご飯食べるついでにと思ってちょっと顔を出し、結局セッションにもちょっと参加しました。

どこぞやのフェスに参加してるんじゃあるまいし、1日に3セッションは多すぎ(笑)

東京から来ている知人も朝から自分と同行していたので、彼もなかなかですね。

ちなみにfield来たのもこれが初めてでした。

中は結構広々としていて、テーブル&カウンター席とミュージシャン席が離れていて居心地が良く快適でした。

またふらっと寄りたいところですね。

 

次の日は知人におすすめしてもらった弦楽器屋さんでバイオリンを試奏しちらかして結局何も買わず、帰途につきましたとさ。

8月名古屋セッション

18日は名古屋のシャムロックでバウロンの相方と共同ホストという形でセッションをさせていただきました。

何回か行っていて顔見知りのメンバーが多いとはいえアウェーですので…結構心配でしたが優しいメンバーに迎えていただき、楽しくやらせていただきました。

バウロンの相方とも別に何回も合わせてるわけではありませんので初めてやる曲もありますし、お互いに注意深く音を聞きながら…という感じですね。

以前、富山に遊びに来ていただいたときはすごくスローテンポのセッションだったんですけど、今回は全体的に少し早いテンポのセッションで「あれ?この間と違う…」と言われてしまいました。

私もそのときどきに聴いてるものや好みの変化によって演奏が変わるので困ったものです。

これが自分の好きな音楽というのがはっきりしてきたら落ち着くんですかね。

 

それから名古屋のフィドラーさんとセッションについて色々お話してまして、例えば自分のセッションに全くノリの違う人がいて、相手も自分に全く合わせる気がないらしい、そういうときにホストはどう対応したら良いだろう?というお話をしていました。

私なぞは相手の知らなそうな曲を出すのはどうだろう?とか意地悪なことを考えてしまいましたが(笑)

こういう違ったノリの人が一つの場に集まるのがセッションの面白いところだ、という考え方もありますし、ノリの違う音楽が一つの場で流れるのは良いセッションと呼べないのでは?という考え方もあると思います。

個人的にはある程度似たスタイルの人が集まるセッションの方が心地よく音楽が聴けるし、楽しく参加できるので好きです。勉強にもなりますね。

しかし自分とスタイルが違う人がいるからといって追い出すというのは違うと思うので、前述の問いの回答としては、自分と違ったノリの人が居ても気にせず自分の好きな音楽をやり続けたら良い、ということになるのかなと思います。

そうしたら多分その音楽を好きな人が集まってきて、そうじゃない人は別の場所を見つけるでしょう。

 

 

もう一つは自分が出す曲の中でも曲によって全然ノリが違ったりして安定しないことがあるのだけど、それは一定のリズムにした方が良いのか?どうなのか?というお話。

ジグなら大体これくらいのスピードで、リールならこれくらいで、みたいな。

なぜノリが全然違ってしまうのかというと、一つの理由は覚えるネタ元がバラバラだからですね。

たとえば覚えた曲の8割9割は○○というフィドラーから教えてもらった曲だ、ということであれば全体的に統一感も出るでしょうけど、この曲はドニゴールの○○というフィドラーの演奏で覚えて、この曲はクレアの○○というフルート奏者の演奏で…などとネタ元がバラバラだと、当然それぞれの演奏も全然違うので、それを元に覚えた場合、覚えたときのノリとスピード感でつい弾いちゃうんですよね。

これはこれで良い、のかもしれませんが、本当は録音をコピーして覚えるだけじゃなくて、それを自分で何回も繰り返し弾く中で自分の好きなスピード感とノリの演奏に仕上げていく作業が必要なのかなーと思ったりします。

まだまだ練習もセッション経験も不足していて、なかなか安定感のあるセッションができませぬー、頑張ろ。