Above the clouds

主にアイルランド音楽で使われるフィドルを勉強中です。日々の気づきなどを書いていきます。

上手いって…?

よく人の演奏を見て上手いね~とか言ってしまうのですが、アイリッシュで上手いってどういうことだろう?と思うことが最近よくあります。

私なりに考えてみたけどこういうことかな。

 

・踊りたくなるようなノリ、スイング感がある

・音がしっかり出ている(音像がはっきりとしている)

・音が途切れなく滑らかに続いている

・演奏にダイナミクス(音の強弱)がある

・音程が正確

・走らずに一定のテンポで弾き切ることができる

・他の人の演奏に適切に合わせることができる

・即興で遊びやアレンジを入れることができる

・滑らかにチェーンを繋ぐことができる

・リラックスして弾くことができる

・楽しく弾いている

 

やっぱり一番キーなのはノリのある演奏が出来ていることだろうなと思いますが、

他の人ときちんと合わせることができるというのも大事だなと感じます。

合わせるというのは必ずしもみな同じように弾くというのでなく、それぞれがそれぞれのスタイルで弾いて、それが合わさったときの音の感じを楽しむというセッションも良いものですが、個人的にはなるべくホストの演奏の感じに合わせて行くことで大きな音のうねりを作っていくような、そういう演奏・セッションが好みです。

モチベーションを維持するには

そういえば、テクニックとかよりもっと大事なこの話題について書いていませんでした。

 モチベーションの維持については人それぞれやり方があると思いますが、私のやり方を紹介します。

 

・毎日同じ時間に練習する(例えば20時から21時)

練習時間は短くても良い。数日に1回がっつりやるよりも毎日ちょっとずつの方がモチベーションが続く。

同じ時間というのは歯磨きとかと一緒で、自然に体がそう動くようにするためです。

むしろしないと何か落ち着かない、というところまで継続できれば成功。

 

・練習の内容は主に4つに分けられる。その時の気分に応じた練習をする。

①新しい曲を覚える

②既に覚えてる曲の演奏の精度を上げる。バリエーションを考えながら演奏する

③チェーンを考える、そのチェーンをひたすら練習。

④基礎練習。(綺麗な音を滑らかに出すためのボウイング練習。ロールやカットなど装飾の練習等)

 

・練習する気分にならないときは、その分、音楽を聴く。

アイリッシュはたくさん聴くことがかなり大事と思われる。

個人的は、聴く:練習=8:2くらいでも良いかなと思ってる。

 

アイリッシュを聴く気にならないときは別の音楽を聴く。

クラシック、ジャズ、ロックetc...

 

・別の楽器をやる。

フィドルに飽きたらコンサティーナとか。

 

・定期的にセッションに参加する。他の人と合わせる。

他の人から刺激を受けることが多い。あの曲一緒に弾きたいとか思うときも多い。

 

・定期的に人前で演奏する。上と被りますが。

恥ずかしくない演奏が出来るようになろう、と練習するモチベーションになる。

 

・練習も音楽も聴く気にならないときは他のことで遊ぶ。

ゲームするとか、テレビ見るとか、本読むとか、寝るとか…。

フィドルの左手の練習の重要性

アイリッシュフィドルを始めてからは練習のかなりの部分を右手の弓の扱い(ボウイング)に集中していましたが、最近は左手を意識しながら練習するようにしています。

というのも右手の弓の扱いだけで音の鳴りを良くすることには限界を感じてきているためです。

もちろんボウイングにもまだまだ改善の余地はあります。

しかし発声のしっかりした音を出すためにはかなり左手も大事であるということも最近感じています。

 

具体的には

①左手の指先で弦をしっかりと押さえる

指が寝ているとふにゃっとした音になりがちです。

指で弦をしっかり押さえていれば、さほど弓の圧力をかけなくても綺麗な音が鳴ってくれます。

 

②正しい音程の音を出す

正しい音程の音を出すことで響きが増します。

例えばD線のGの音、A線のDの音、E線のAの音は特に響く音と言われていますが、これは同じ音の開放弦と共鳴するためです。

しかし、音がずれていたら当然、開放弦は共鳴しませんので鈍い音になります。

そして上で挙げたような音はアイリッシュで多用する音になりますので、これらを正しい音程で出すことは重要と思われます。

また弾き始める前にはチューニングもしっかりと…ということですね。

 

それからノリを出すためのロール、カット、スライドなどのテクニックもありますが、それはまた先の話。