最近、録音を聞き返したり他の人の演奏を聴く中で、もうちょっと楽器の素朴な響きを大事にした音の出し方をしたいと思うようになりました。
他の楽器と合わせたときにも、もっと自然に馴染むような。
Winifred HoranやFrankie Gavinのようにしっかり弓の圧力をかけてガッツリ弾くスタイルのフィドルは好きではあるのだけど、あんな感じで他の楽器と上手く調和するような綺麗な音を出すのは高等技術だなぁと感じます。
ソロの演奏としてはすごく映えるのだけどね。
ああいうのを下手に真似ようとすると、ただ雑でやかましい。
なのでもうちょっと右手の力を抜いて、ボウイングする感じで。
でも小さい音でも芯のある音を出すことを意識して。ああこれが難しいんだ…。
そういえば丁度今週末、初めて名古屋のシャムロックに顔を出してみました。
シャムロックといえば名古屋のアイリッシュミュージックの中心地ですよね。
予想よりもこじんまりとした感じで。
以前東京で会った懐かしい顔の方とも再開し熱い話で盛り上がったり、丁度ライブだったので初顔の奏者の方ともお会いすることができました。
ライブの曲は5割くらいしか分からなかったけど、名古屋の方にはほとんどおなじみの曲のようです。
メンバーは4人とも旋律楽器という珍しい構成でした。
彼らの演奏も素朴な感じがして心地良い時間を過ごせました。
ライブ自体はライブというよりもセッションという感じの雰囲気の中での演奏でした。
演奏を聴く人もいるし、話すのを楽しんでいる方など。パブだからそれは普通だと思うのですが、ただその中でも若干これはどうなのだろう…奏者にもう少し敬意を払うべきではと思うところもあり、本場のアイルランドではどのような形でライブ、セッションを行っているのか気になりました。その辺りは今年の夏、確かめてきます。
名古屋はライブやイベントもちょくちょく行われているのでまた近いうちに遊びに行きたいと思います。