Above the clouds

アイリッシュフィドルとコンサティーナを弾いています。日々の気付きやイベントのことなどを書いていきます。

フィドルの音の鳴らし方について(ボウイング)2

前回のエントリーの続きです。

前回は弓の動きは少なめに(手首を有効に使う)、大きな音で練習することが大切だというお話をしました。

もう一つフィドルの奏法として気を付けておきたいのが、「弓は常に弦から離さない」ということです。

特にリールなどテンポの速い曲を演奏すると、弓が弦の上をバウンスしてしまったり、一つ一つの音がブチブチッと切れてしまい耳障りになりがちです。

私もまだ上手く出来ませんが、常に弓の毛を弦と接触させたまま弾くというのが音を滑らかに繋げるコツだそうです。

ポイントはリズムは跳ねても、弓は跳ねないこと。

そのためにはやはり柔らかな手首の動きが大事になってきますね。

 

音を滑らかに弾くためにはスラー(一弓で2つ以上の音を繋げて弾くこと)を有効に使うことも大事になってきます。

でもダンスのノリが出なくなってしまうので何でもかんでもスラーで弾けば良いというもんでもありません。難しいですね。

以前、ポルカを弾く時については2つの音をスラーで繋げて弾くようにすると良い、という話もしましたが、また後日、リール、ジグなど形式ごとにどのような場面でスラーを使ったらよいかを考察していきたいと思います。iru-brave.hatenablog.com