Above the clouds

アイリッシュフィドルとコンサティーナを弾いています。日々の気付きやイベントのことなどを書いていきます。

ケーリーの踊る方

最近、ケーリーでセットダンスを踊っています。

4月に初めて練習会に参加し、5月に実戦、それから2~3回ほどケーリーに参加しています。

もともとダンスは興味がなく、伴奏はともかく踊ることはないだろうなあ…と去年は思っていましたが、3月にケーリーの伴奏をしてから、もうちょっと深めたいなと思って勉強のためにダンスの練習会に行ったり、ケーリーで実際に楽しそうに踊っている人を見る中で心境の変化もあり、自分もやってみて楽しかったので気づいたら月1のペースでは踊っていることになります。

 

この流れが本当に不思議です。

完全に演奏する方の人だったので(最近の若い人は演奏もダンスもする人が多いけど、長くやってる人は演奏が好きな人か、ダンスが好きな人かでハッキリ分かれている印象がある)、最初始めた頃は音楽仲間からは「ダンスやるなんて想像できない」と言われましたし、自分でも自分で似合わなそうだなあと思ってやってましたけど、割とそういう自分がしそうにない新しいことをすることって好きかもしれないです。

 

ダンスはやっぱり曲を覚えるのとはわけが違って覚えるのが大変です。

(セッションは月10くらい参加してるのに、ケーリーが1回だったらそりゃ覚えれないよと思いますが…)

一つのセットの流れを全部覚えるのはまだかかりそうですが、何回もケーリーで出たとこ勝負するうちに、周りを見ながら動く対応力や瞬発力がついてきてる感じがあったり、リラックスしながら音楽に乗ってステップを踏めてる感(これは音楽のリズム感にのって演奏してるときと似た感覚がありますね)を感じられるようになってきて、また最初の頃は踊るのに必死で音楽も全然聴けてなかったけど、音楽を聴く余裕も少し出てきたり、時々パートナーと喋りながら踊ったりもすることが出来て、こういう風に出来ることが増えるとどんどん楽しくなってきます。

はたして1年経ったらどうなってることか、楽しみです。

たまに昔の録音を聴く

これまでのセッションやライブはかなり録音しているので、HDDの中の録音ファイルも大分増えてきました。

時々自分の演奏の録音も聴き返したりするのですが、今よりも昔の演奏の方が良いなと思うときが結構あってなかなか落ち込みます。

特にアレンジのストックやボウイングのバリエーションなどは今の方が多いだろうなあとは思うのですが、昔の方がもっと軽やかに弾いてたなあと思うのですよね。

 

要するに今の演奏は重い。

課題は分かっているのですが…

主な原因はすべての音をちゃんと出そうという意識のもと一つ一つをしっかり弾きすぎていること(特にリールで顕著)

以前は逆に音を省略ぎみに弾いてしまう癖があったのでそれを直そうとしたことで逆にこうなってしまったという感じですね。

なので弓の圧力も必要以上にかけすぎているのではないかと。

レガート気味な演奏が好きということもあります。軽く弾きすぎると薄っぺらいしょぼい演奏になってしまうので、それも嫌ですし、ほんとバランスが難しいのですが。

今使っているフィドルも割と音がパっとは出ない楽器なので、そこで頑張って音を出そうと思うと重くなってしまうということもあるのですよね。

 

他の楽器に合わせてるときはそこまで感じないことなので、フィドル1本で頑張っていると演奏が重くなりがちかもしれない。

とりあえずね、かなり意識的に弾かないとクセがついてきてるので、なかなか修正は大変です。

しっくりくる/こない

人と合わせられないのってつまり単純に自分が下手だと思っていたのですが、一方で相手のリズム感がすごくしっくりきて、あまりこちらも頑張る必要なく合わせられる人っていうのも居るなあというのが最近感じたことです。

もちろんどんな人とであっても何回もやるうちに合っていくようになるっていうのはあると思うのですが、何回やっても辛いなあという人がいるのも事実。嫌いというわけではなくて。

 

まあ正直まだまだ頑張って人と合わせてる場面が多いなあという感じで、そういうときの録音を聴き返してもなんか自分頑張っちゃってる感が出ててあまり聞けたもんじゃないんですよね~…

上手さを追求するタイプではないので、上手さを求める人とは特に合わないかなあ。