Above the clouds

アイリッシュフィドルとコンサティーナを弾いています。日々の気付きやイベントのことなどを書いていきます。

Irish Traditionl Music Weekend2017

10月7、8日とIrish Traditional Music Weekend2017でした!

一昨年から名古屋で行われているイベントですが、今回が初参加です。

去年くらいからクチコミで良い評判を聞いており、楽しみにしていました。

アイリッシュ関連のイベントでは全国的にはパレードやビアガーデンのような大衆向けなものから、ライブだったりワークショップに付随して行われるものなどがありますが、このイベントはどちらかというとアイルランドのトラディッショナルな音楽が好きな人たちで作るセッション中心のイベントといえるでしょうか。

(それに加えて初心者からベテランまでが出演するミニライブも楽しいですし、ダンスワークショップ、フィドルワークショップなどもあります)

特に今回は2日間でセッション会場が3つ、また時間ごとにホストを変える力の入れようで、またホストも地元の名古屋の方だけでなく、京都、大阪、北海道の方など多様でした。

私自身もどこのセッションに行こうか迷ってしまいました。

セッションは盛り上がって深夜まで行われていたようですが、私は今回市外に宿を取ってていたため電車に乗らなければならず、最後まで居られなかったのは誤算でした。

次回以降は早めに名古屋市内でちゃんと宿を取っておこう…。(今回も予約するのはそんなに遅くはなかったのだけど連休は何かとイベントが重なるためすぐ埋まっちゃいますね)

今回気になっていたミュージシャンの方々、お久しぶりの方にもお会いできて良かったです。

参加者のみなさんはそれぞれの地元でセッションをやっておられる方が多いので、ここで知り合った後は、また別の機会にそれぞれのところに伺ってその地方のセッションに参加するというのも面白いと思います。

アドバイスをもらう

大人になると他人からアドバイスを受ける機会が少なくなります。

それは音楽に関しても同様で、自分のその音楽に対する取り組み方や演奏について、これで良いだろうかと不安に思う方も多いのでは。

他の方にアドバイスを求めても気を遣われてなかなか率直な意見ってもらえないものです。

 

そんなときは「自分はこう思ってるんだけど、あなたはどう思う?」

という風に質問すると良いのではないかと思います。

相手も「私はこう思うけど、あなたはこう思ってるんだね(それはそれでありだと思うよ or 直そうと思うかどうかはあなた次第だよ)」という風に返すことができるので、直接相手を否定することにならず素直な感想を述べやすいのではないかと思います。

演奏に関してフィードバックをもらいたいときは、まず定期的に自分の演奏を録音して聞き返すようにして、自分の特徴を掴んでおくことが一番大事で、その上で、

「私の演奏ってこういうところがあると思うのだけど、これってもっとこうしたら良いですか?」

といった聞き方をすると相手も答えやすいのではないかなと考えます。

その際、こういう風に弾きたいという理想像があると良いのではないでしょうか。

 

しかし大体はアドバイスって年上の方からもらうことが多くなると思うので、年齢が高くなっていくにつれそういったアドバイスってもらうの難しくなりますよね。

まあそうなるとアドバイスを必要とする人も少なくなっちゃうのかもしれませんが…いつまで経っても自己満足しないで向上意欲を持ち続ける人は素敵だなと思います。

上手いって…?

よく人の演奏を見て上手いね~とか言ってしまうのですが、アイリッシュで上手いってどういうことだろう?と思うことが最近よくあります。

私なりに考えてみたけどこういうことかな。

 

・踊りたくなるようなノリ、スイング感がある

・音がしっかり出ている(音像がはっきりとしている)

・音が途切れなく滑らかに続いている

・演奏にダイナミクス(音の強弱)がある

・音程が正確

・走らずに一定のテンポで弾き切ることができる

・他の人の演奏に適切に合わせることができる

・即興で遊びやアレンジを入れることができる

・滑らかにチェーンを繋ぐことができる

・リラックスして弾くことができる

・楽しく弾いている

 

やっぱり一番キーなのはノリのある演奏が出来ていることだろうなと思いますが、

他の人ときちんと合わせることができるというのも大事だなと感じます。

合わせるというのは必ずしもみな同じように弾くというのでなく、それぞれがそれぞれのスタイルで弾いて、それが合わさったときの音の感じを楽しむというセッションも良いものですが、個人的にはなるべくホストの演奏の感じに合わせて行くことで大きな音のうねりを作っていくような、そういう演奏・セッションが好みです。